AVEVA、Manufacturing Execution Systemソフトウェアの最新版を発表
産業ソフトウェアの世界的なリーダーとしてデジタルトランスフォーメーションとサステナビリティを促進する英AVEVAは本日、複数拠点に導入された製造実行システム(MES)のコスト削減と、複雑性を軽減するAVEVA Manufacturing Execution System 2023を発表しました。
AVEVA Manufacturing Execution System 2023は、ベストプラクティスの標準化を迅速かつ大規模に行い、オペレーション効率と持続可能性向上を支援します。また、複数拠点オペレーションの可視性、報告、KPIを統一し、サプライチェーンにおける俊敏性とレジリエンスを向上します。
従来、MESソリューションは工場内に堅牢なIT環境を構築し導入されており、高額なコストがかかっていました。最新のアップデートでは、企業内データセンターで一元的に実装された単一のMESで複数拠点を管理できます。
自動化された生産プロセスと産業用モノのインターネット(IIoT)デバイスは、各生産拠点のような”エッジ”環境内の小規模なコンピューティングリソースを活用しデータを収集し、中央のMESと接続しています。
AVEVA Manufacturing Execution System 2023は、作業員のシフト管理にも対応しており、さまざまなタイムゾーン、言語、文化にわたる複数拠点のMESデータセンター展開にも対応するセキュリティも備えています。
AVEVAのOperations Management Software担当バイスプレジデントのキース・チェンバース(Keith Chambers)は、次のように述べています。
「絶え間ない混乱とコスト上昇を背景に、当社のお客様は、事業と工場間のコラボレーション促進と製造ネットワークにおける効率改善に取り組んでいます。AVEVA Manufacturing Execution System 2023は、複数の工場間で、同時にデジタルトランスフォーメーションの推進を支援します。データを一元化した信頼性の高いソリューションであり、サプライチェーン管理も改善します。ポストコロナ時代において製造業の企業の成功には、変化に対する俊敏性とレジリエンスが鍵となるでしょう。」