AVEVA、Azule Energyと提携し、デジタルトランスフォーメーションによる 世界クラスのプラント運用を確立へ
組織全体の生産性、効率性、イノベーションをけん引する デジタルパートナーとしてAVEVAを選定
産業用ソフトウェアの世界的なリーダーである英AVEVAは、アンゴラ最大の独立系石油・ガス生産事業者であるAzule Energyと提携し、同社の業務全般にわたるデジタル技術活用した運用効率改善、生産性向上を推進します。
bpとEniが50%ずつ出資して設立したジョイントベンチャーであるAzule Energyは今後、AVEVAのクラウド、SaaS、およびデジタルツイン技術を活用して、コスト削減、安全性および生産性を向上します。
さらに、今回の提携は重要な設備資産情報にアクセスする時間を短縮し、メンテナンス計画の改善、海外出張・訪問回数の削減に加え、チームのコラボレーションの強化や遠隔地からの運用推進にも寄与します。
Azule Energyは多くの新規プラント建設プロジェクトを抱えています。それらのプロジェクトは、成長を続けるアンゴラ経済のエネルギー需要を支え、液化天然ガス(LNG)の世界的輸出国としての役割を強化するために計画されています。
設備資産ライフサイクル全体におよぶデジタルツイン
AVEVAは、デジタルツインソフトウェアによりそれらの各層のデータを接続し、意思決定や判断に活用できるデータとしてさまざまなビジュアルで閲覧できる環境を提供します。初期段階では、AVEVAは既存の運用に焦点を当て、ブロック18(Greater Plutonio Development)とブロック31(PSVM)の既存の2つの浮体式生産貯蔵設備(FPSO)に対してAVEVA Asset Information Management、AVEVA Information Standards Manager、およびAssai Cloud for Operationsを実装します。
AVEVAのデジタルツイン技術は、設備資産ライフサイクル全体に対応できる市場で唯一無二のソリューションです。このベンダーに依存しないソリューションは、拡張性、統合性、オープン性が際立っています。エンジニアリングデータとエンタープライズデータを統合して真のデジタルバックボーンを構築することで、インダストリアルインテリジェンスをクラウド経由でAzuleチーム全体にもたらします。
Azule EnergyのCOOであるピーター・ハリマン(Peter Harriman)氏は次のように述べています。「当社は、AVEVAと戦略的契約を締結しました。これにより、生産性、効率性、安全性を最適化するデジタルトランスフォーメーションを推進します。このパートナーシップにより、Azule Energyは、世界基準の操業を確立するという目標を達成できます。」
AVEVAのCEOであるキャスパー・ヘルツベルク(Caspar Herzberg)は次のように述べています。「AVEVA SaaSへの移行により、Azule EnergyはFPSO資産に関するイノベーションとチーム間の遠隔地とのコラボレーションを促進できます。多くの船舶は遠く沖合に位置しているため、それらと連携することは運用の大きな課題です。Azuleのチームは、データ主導の洞察力で陸上チームとFPSOチームの間のサイロを打破し、コラボレーションを深めるとともに、総合的な知見を活用することで、プロセスを合理化し、供給を加速できます。」
また、ヘルツベルクは以下のようにも述べています。「AVEVAの業界をリードする可視化技術により、Azule Energyはさらに速やかに、そして大規模に供給できるようになります。AVEVAは、迅速かつ確実な開発を可能にする、完全に統合されたソリューションの唯一のプロバイダーです。両社が協力して、安全な低炭素化エネルギーを供給することに尽力することで、アンゴラ国の持続可能な発展を支援していきます。」